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その1)事業予定地の中に調整池を造る
市が「安全」と言う理由
市のホームページを見ればわかるように、市が主張する最大の洪水対策は、事業地内に「調整池」を造るというもの。しかしこれは洪水対策としては気休めでしかありません。
そもそも調整池は、事業予定地の上に降る雨を一時的に溜める池(→「調節池と調整池の違いって?」)。一方、海老川上流地区は低地ゆえに、上から降る雨だけでなく、周りの台地や川から流れ込む水も受け入れてきた遊水地です。この土地がどれだけの水を溜められるのかは、専門技術をもたない私たちには計算できません。このため盛り土の量から推定するしかありません。業務代行者である㈱フジタは、盛り土の量を33万~45万㎥と試算しています(注)。これが盛り土・コンクリート化で失われる遊水量ということになります。
調整池の数 6個
総容量 5.3万㎥
<事業予定地と調整池 (市のHPより)>
容量を比較する
調整池の総容量 → 5.3万㎥
失われる遊水量 → 33万~45万㎥
もし45万㎥なら
45万㎥ - 5.3万㎥ ≒ 40万㎥
つまり、40万㎥の水が濁流となって最終的に海老川に流れ込み、下流域を氾濫させることになります。
注) これは小さなダムの水量に匹敵する。 たとえば、千葉県いすみ市東ダム 総貯水量45万㎥/有効貯水量40万㎥。
イメージ図で捉える容量の違い
全然足りない調整池の容量!
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