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R4. 5/13 ビッグニュースが続いた日

更新日:2022年6月14日


要望書の提出を記者会見で発表

<シミュレーションのやり直しが決定>

5/13午前中の建設委員会で、市は安全性を検証するためのシュミレーションをやり直すと発表しました。県が、

「海老川の浚渫をし、海老川調節池の暫定供用の早期実現に努力するので、それをふくめたシミュレーションにしたほうがいいのではないか」

と市に提案してきたからだそうです。


令和4年1月、県の都市計画審議会が市に求めた安全性の検証は、工事開始につながる重要なステップ。当初市は、検証結果は4月末に出るので、それをもって5月末に市民説明会を開くと当会に説明しており、早ければ5月末にも工事を始めさせるつもりでした。


でもシュミレーションが「安全ではない」という結果になることはないのか? 市民から強い反対意見や疑問が出たらどうするのか? 予定通りに工事を開始するということは「安全性の証明」と「市民の納得」をないがしろにしているのではないか? 事実、「住民の納得が得られるまで工事を開始しないこと」という当会の請願書は却下されています。安全性の検証でさえ、市は自分たちに都合のいいデータを出してくるのではないか、という懸念をもっていました。


刻々と迫る工事開始。シュミレーションの結果はどうなった? 市民説明会はいつ? そんな緊迫した状況のなか、突然発表されたシミュレーションのやり直し。県からの提案は13日の建設委員会のわずか2、3日前のことだったそうです。まさに急転直下。 


しかしやり直しになったからといって、組合が工事を止めるとは限りません。そもそもこの事業は組合のものであって市のものではありません。物事の最終的な決定権は組合にあるのです。すでに3月開始だったはずの工事を、シミュレーションのために1回延期しているため、2回目の延期を飲むかどうか。現時点では明らかになっていません。今後の組合の動きにご注目下さい。



<市および組合へ要望書を提出>

この突然のビッグニュースのあとの13日午後、私たちは大事な面談を二つ行いました。目的は要望書を手渡すためです。


はじめは市の担当部署(都市政策課、下水道河川計画課、危機管理課)と、続いて組合役員(地権者代表)の皆さんと。組合事務局長の㈱フジタの社員も同席しました。


当会からは代表者3名と、私たちに専門的なアドバイスを下さっている学識経験者、有識者の先生方3人(河川災害、法律、都市政策・土地区画整理)で臨みました。要望書には、最終的に私たちが望んでいる3つの要素を記し(以下の要望書をご参照ください)、上記先生方の意見書もつけました。


今回初めて訴えたのは2点。第一は、この事業が違法であるということです。流域住民の同意を得ずに一方的に事業を行うのは、流域住民の財産権の侵害にあたるからです。このため損失補償についても言及しました。第二に、遊水機能を維持した魅力的なまちづくりは可能だということを、具体例を挙げて提示しました。


市の職員も組合理事の皆さんも、要望をしっかりと受け止めて下さったと感じています。あとは組合が工事開始を延期し、計画変更に同意してくだされば、私たちの運動は次の段階に入ります。そうなることを祈っています。





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