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市川市民が船橋を応援! - 市川の市民団体との連携を開始



 12月9日にお隣の市川市の市民団体が、メディカルタウン構想の計画変更を求める要望書を、船橋市、千葉県、事業主の組合に提出してくださいました。要望団体は二つ。「市川緑の市民フォーラム」と「真間川の桜並木を守る市民の会」です。


なぜ市川市が船橋市の問題に?


 実は市川市と船橋市は、高度経済成長期に急激な市街化によって頻繁に洪水に見舞われた共通の歴史があります。「全国でも最悪の都市河川が市川市の真間川と船橋市の海老川で、まるで競い合うように水害を繰り返していました」と、当時の建設省河川局の専門官は語っています。


 この事態を受け、一級河川である市川市の真間川は昭和54年に総合治水対策事業特定河川に指定され、大柏第一調節池を造るなどして、いち早く1時間50ミリの雨への対応を達成。現在ではさらに上をめざして、3つ目の調節池を造る準備をしています。またこれらの調節池は緑地公園として整備され、生物多様性を守る場としても活用されています。


真間川に大きく遅れをとった海老川の治水


 一方船橋市は、大橋市長の指揮の下で河川改修が進められ、平成元年の長津川調節池完成以降は大きな洪水は起きていません(この時の努力を動画にしていますので、ぜひご覧ください → 「長津川調節池をつくった男たち」)。

 ただ1時間30ミリの雨量対応を達成したあと、市役所内に設けられていた海老川対策課は解散となり、将来海老川を1時間50ミリ対応にするためにと昭和51年に計画された海老川調節池も、手が付けられないまま現在に至っています。


 そこに持ち上がったメディカルタウン構想。上記2団体の皆さんは洪水の危険性を即座に理解し、「海老川の危機を見過ごすことはできない」と言って立ち上がってくださったのです。


 実は当会は11月から彼らと連携を始めています。市川市と船橋市の市民がお互いに学び合い、協力し合い、地球温暖化の時代に安心して暮らせるまちづくりを目指していきたいと考えています。


 それでは市川市民からの要望書をご覧ください。



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