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調整池の工事でわかった事業の問題点(4)ー 市の監督責任はどこに

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 当会と市民技術者たちが昨年2024年6月から始めた調整池工事の調査によって明らかになった、メディカルタウンの工事をめぐる深刻な問題の数々。


 このため私たちは、2025年2月7日、松戸徹市長に意見書を提出。意見書では以下の6項目に分けて事業の問題点を指摘しました。


  1. 協議も全体計画もなく着工

  2. 全体計画の策定に市がノータッチ

  3. 場当たり的で危険なフジタの工事

  4. 市がフジタの工事をチェックできない

    1~4については「調整池の工事で分かった事業の問題点(2)- 協議も全体計画もなく着工」

  5. 問題だらけの助成金の支払い

    調整池の調整池の工事で分かった事業の問題点(3)- 問題だらけの助成金の支払」

  6. 法に定められた行政の監督責任が果たされていない

◆まとめと要望


 今回は、上記6の「法に定められた行政の監督責任が果たされていない」と、最後の「まとめと要望」の部分をご紹介します。


 

松戸徹市長あて意見書 2025/2/7 より



6,法に定められた行政の監督責任が果たされていない


 フジタが調整池も造らぬうちに土砂の搬入を始めたことは、2022年11月からわかっていたはずです。それなのに工事を止めなかった。杉原前都市政策課長は「浸水シミュレーションが終わるまで 組合には工事を待ってもらった。だからもう止められない」と言い、市は市民説明会のわずか8日後の工事開始を容認しました。市民は流域の浸水深の増加がわかったにもかかわらず、フジタが工事を始めたことに衝撃を受けました。しかしまさかその裏で、市が必要な書類も安全のための協議もないまま工事を進めさせていたとは、思いもよりませんでした。あってはならないことです。


 再三の催促にも必要書類を出さず、市が付けた条件を無視し、根拠のない助成金の申請を繰り返し、確信犯でフジタに危険な工事をさせてきた組合の責任は重大です。土地区画整理法第125条を持ち出すまでもなく、組合は事業認可を取り消されても仕方がない状態だと思います。 同時に、そんな状況を黙認してきた市の責任も重大と言わざるを得ません。



◆まとめと要望


 私たちの調査で、この事業は安全対策も助成金のチェックも適正になされていないことが明らかになりました。このまま工事を進めれば、遠からず事業が原因の災害が起き、お金の面でも問題が 起きると懸念します。


 市がこれまでこの事業の影響を過小評価し、組合に任せっぱなしだったことを思えば(「組合には お願いベースでしかものが言えない」と杉原前都市政策課長。長年市長に代わって地権者の説得に苦労してきた方と認識しています)、 物事がここまで進んでから通常の手続きにもどすのは相当難しいことは理解できます。


 しかし対外的にも内部的にも今大ナタをふるわなければ、この事業は組合やフジタの専横を許し、 市民を被災させ、財政面をふくめ負の遺産となります。土地区画整理法第1条が定める「健全な市街地」「 公共の福祉の増進に資する町」にはなり得ません。


 そのため、以下を求めます。

  1. なぜこのように工事を止める事態になったのか、最低でも2022年3月の事業認可当時からの経緯を精査し、問題点と原因を明らかにし、改善策をつくってください。

  2. 工事を再開する前に、1をふくめ、メディカルタウン構想が今どのような状況で、今後どのように事業や工事を進めていくのか、説明会や広報ふなばしなどで広く市民に周知してください。 また市民の意見を聞いてください。

  3. 助成金のチェック体制を 改めてください。申請は工法が決まってから行わせること、完了実績報告時は申請書類と工法、単価、数量、金額などを比較し、適正であるか調べるなど。官積算より、実際に行われた工事に基いてチェックすること。またそのための人員配置を手厚くして 職員の負担を軽減してください。



 以上、お忙しいところ恐縮ですが、2月28日(金)までに回答をお願いいたします。


 

令和7年3月7日現在、市長からの回答は来ていない。

 
 

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