メディカルタウン構想の核となる医療センターの移転。その事業費の予算が、現在行われている市議会で審議されています。審議するのは市議会の中の健康福祉委員会の議員たち。
３月9日、4年ぶりに健康福祉委員会に示された総事業費は、なんと709億５千万円でした（土地代含む）。2019年に提示されていた金額は437億円（土地代含む）だったので、約62％の上昇です。工事費だけなら93％もの増額！（290億円→560億円）。一概に比べられないとはいえ、千葉市や松戸市の新しい基幹病院の工事費が200～240億円であることを思えば、この金額がいかに高いかおわかりいただけると思います。
また船橋市の1年間の一般会計予算は約2300億円ですから、いったいどこからこのお金が出るのかと心配になります。
実際に3月9日の健康福祉委員会でも、「一般会計予算からこれ以上補填したら、他の事業に回す予算がなくなる」などと心配する声が上がっていました。その一方で「ここで予算審議に時間がかかると、さらに金額が上がるんじゃないか」と言う議員がいて、危機感を覚えました（議会中継で視聴。13日に中継録画が議会サイトにアップされると思います）。
次の審議は3月20日。この健康福祉委員会で予算が承認されると、いよいよ病院建設は実施段階に入ってしまいます。
そこでもし可能なら、健康福祉委員会の議員や市長あてに、この予算案に反対するご意見を提出いただけないでしょうか。予算だけでなく、病院の移転自体やめて、でもいいですし、こんな軟弱地盤の土地に建てたら危険、などなんでも結構です。皆様のご懸念をお伝えいただきたいと存じます。
●健康福祉委員会の議員に直接メールや手紙で訴えるなら、下記を参考に。岩井議員以下、今仲議員までの10名です。
●市長に文書をお出し頂けるなら、秘書課にご持参ください（文書サンプル参照）。
●同課や、市民の声を聞く課のメールフォームから、意見スペースの文頭に松戸徹市長あてであることを明記したうえで、意見をお送りいただくこともできます。
いずれも3月17日（金）まで。 3月20日が審議日です。
あまりにも時間がなく（議員達からも、検討する時間がなさすぎるという声が上がっていました）、心苦しいのですが、ぜひお願いいたします。資料として今回議会に配られた資料と、事業の予算などを詳しく解説した「メディカルタウンとお金を話」をご参照ください。
以下、今回の増額について整理しました。
