11月4日(金)、市より先行工事に対する公開質問状(10月21日提出)の回答を受け取りました。内容は9月27日の「仮換地指定前に工事を始めるのはやめるよう、フジタを指導してほしい」という申し入れ書の回答と同じでした。こちらの質問には何一つ答えませんでした。
私たちが問題だと思っているのは、(株)フジタが法律で定められた工事開始の期日より、1年3カ月も前に工事を始めている、ということです。
なぜ先行工事をしてはいけないのか。法的な問題は活動レポートをご覧いただくとして、船橋市民にとっては洪水の原因になる「盛り土」と「病院建設」が始まってしまうということです。市は市民説明会を拒否したまま、フジタの都合による工事開始に協力。
市の第一の仕事は、市民の命と財産を守ること。それを忘れてフジタの言いなりになり、事業の認可権者としての仕事をしていないと判断しました。以下は回答受け取りの際のやり取りの一部です。この怠慢と勉強不足は被災者を生むことにつながりかねません。ぜひご記憶ください。
*****
「(先行工事は)可能な範囲で実施していると認識しているとあるが、ではその実態を確認しているのか」
市「民と民の問題なので、市は関われない」
「工事を急がなければいけない理由は何か。市民に説明していないのに進めるのか」
市「…」
「急ぐところだけ先行工事するなら、それ以外の場所は仮換地指定が終わる来年11月以降に工事をするということでよいか」
市「…」
「同意書をとって工事をする手法は法律に書かれていない。だから逆にやってもいいという理屈になっている。法律に書いていなければ何をしてもいいのか。地権者の権利を狭めるからやめるようにと国が文書を出しているが」
市「あの文書は通達ではない」
「地権者との間に問題が起こらないよう組合を指導するというが、どのように指導するのか」
市「…」
以上
*****
<市への公開質問状>
<公開質問状に対する市からの回答>
Comments