海老川流域の洪水回避を! 当会と技術者たちが新たな質問書提出
- ryuikichisui
- 11月10日
- 読了時間: 2分

昨年、1号調整池の設計ミスや、「雨水排水の全体計画」がないことなどを明らかにした当会と市民技術者たちが、メディカルタウンの工事について新たな質問書を市に提出しました。今年4月に市と組合の間で調った雨水排水の全体計画が、海老川流域を洪水から守るものになっていなかったからです。

私たちは「雨水排水の流域計画」を立ててもらうために、2022年に市が行った洪水シミュレーションをもとに、質問書を作成することにしました。
このシミュレーションは内水氾濫が考慮されていないなど問題多き検証でしたが、それでも事業によって浸水深が増す地域が出るなど、唯一事業の弊害を立証するものです(私たちの税金721万6千円を使って行われました)。それにもかかわらず市は「事業の造成工事によって海老川下流域の浸水深はおおむね軽減する」と言って工事を開始させました。被災するエリアの人達への説明も補償もしていません。
そしてこのシミュレーションの結果は3年もの間、担当課に眠っていたのです。当会は情報公開請求でシミュレーションの報告書を入手し、市民に公開されなかった問題点も把握しました。今回の質問書ではそれについても言及しています。
質問は主に3つの項目に分けて行いました。
1,検証条件に関する質問
2,報告書に添付された影響図についての質問(実は下流域も事業によって浸水被害が増す?)
3,流域全体を見据えての質問
そして最後の質問は、やはり「シミュレーションをやり直し、メディカルタウンの事業の真のリスクを明らかにすること」を問うものです。
専門用語が並んで難しいかもしれませんが、ぜひお読みください。



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