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読売新聞がメディカルタウンの洪水問題を掲載

更新日:2022年12月23日




2022/04/22付の読売新聞 朝刊が、メディカルタウン構想の洪水問題を掲載した。構想に反対する市民の声も紹介している。


記事は、県の都市計画審議会が船橋市の姿勢を批判して異例の付帯決議をつけたこと、専門家が「洪水の危険が増大する」と述べていることなどを紹介している。つまり、市民運動の主張には理があると言っているのだ。


綿密な取材をした様子がうかがえるこの記事だが、もうひとつ踏み込みが欲しかったというのが感想だ。たとえば市が洪水対策として挙げる海老川調節池は、海老川下流の低い排水能力を補うために千葉県が計画しているものだ。メディカルタウンから出る水は想定していない。もしこの調節池に大量の水が流れ込めばそれだけで満杯になり、海老川下流の排水能力は低いままになることも解説してほしかった。


また、少しでも治水の知識がある方はおわかりのように、調整池は洪水対策にはならない。そもそも盛り土によって行き場を失う 45万㎥とも言われる水を受け止めるのに、5.3万㎥の調整池で足りるはずはないのだ。市の主張は全く説得力をもたない。


などなど、もう少し市民側の反対理由を解説してほしかったが、それでもメディカルタウン構想に洪水の危険があることを認めた記事が出たことは重要だ。これでより多くの市民が事実を知ることになるのではないか。


引き続き市民に知らせる活動を続け、また計画変更に向けて各方面に働きかけていきたい。

(A)


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