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R4. 1/18 県都市計画審議会を傍聴しました

更新日:2022年5月29日



1/18(水)千葉市で行われた県の都市計画審議会では、船橋市のメディカルタウン構想が審議されました。私たち「流域治水の会 船橋」は昨年末に同構想の治水上の問題点をまとめた意見書を各審議委員に送付しており、審議会では複数の委員たちから構想の内容について具体的な説明を求める質疑がなされました


議論となった課題のうち、最も大きなものは以下の二つ



① メディカルタウンの土地開発による治水上の安全性について科学的な検証が行われていないこと

② 市民、特にこの開発によって影響を受ける海老川下流域の住民に対する説明会を船橋市が拒否していること


この ①安全性に関する科学的根拠がないことについては「ありえない」、②の市の姿勢に対しては「許されるものではない」という厳しい意見が続出し、市および県の都市計画部の職員が返事に窮する場面がありました


また海老川の治水における海老川調節池の重要性が指摘され、市と県が連携して、メディカルタウン土地開発に合わせて、調節池の整備を早期に進めることが望ましいとの発言がありました


審議の結果、メディカルタウン構想は以下のように付帯決議がついたうえでの採択となりました


「土地区画整理事業による海老川流域の治水への影響に関する検討を続け、住民に対し御理解いただけるよう、丁寧に説明を重ねること」



ただし付帯決議は法的な拘束力をもつものではないため「条件付き採択」とまでは言えません。このように、住民を排除し治水上の危険がある土地計画を認めたことは大きな問題であるだけでなく、国が推進する新しい水防理念「流域治水」という政策そのものを否定するものであると考えます。今後私たちの会は、市に付帯決議の内容を誠実に実行するように働きかけをしていきます



●県・都計審の議事録は こちら




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