11月20日の「メディカルタウン構想のホントの話」のセミナーでは、「まだ諦めずに工事の停止と計画変更を求めていく」という声明文が出ました。当会ではその思いを踏まえ、12月5日に、改めて市と県と事業主の組合に「安全な事業に変更することを求める」申し入れ書を出しました。3文書の趣旨は同じですが、相手によって若干書き方が違うので、市長あてのものだけ下記に掲載いたします。
この度は京都大学名誉教授で、元京都大学防災研究所所長の今本博健先生の意見書を付けています。先生の意見の骨子は、「この事業の雨水対策は破綻しており、事業地内の水害も流域の洪水も防ぐことはできない。ここは湿地公園として残し、市民の憩いの場にするべき」というものです。
今本先生がグイグイと組合(フジタ)がつくった雨水対策を論破していく様は痛快です。
今本先生の意見書だけでなく、これまで市・県・組合に出された学識経験者の意見書とコメントを「資料」→「各種資料」のページにアップしています。ぜひお読みください。
改めて、この事業がやってはいけないものだということがわかります。
意見書・コメントを下さった学識経験者の方々
今本博健(京都大学名誉教授、元京都大学防災研究所所長) ・・・ 意見書
石崎勝義(元建設省河川局災害対策調査室長、元長崎大学教授)・・・ 意見書
熊本一規(明治学院大学名誉教授 環境法規・環境政策) ・・・・ 意見書
水谷武司(元千葉大学教授・元防災科学技術研究所 主任研究員)・・・ コメント
正式に出されたこれらの意見書に対して、市は当会からの要望書に対する回答の中で若干言及していますが(「5/13の要望書に市から回答が来ました」)、千葉県は沈黙したままです。組合からは回答になっていない回答書が来ただけでした(「組合からの回答書」)。
今本先生の意見書を添えた申し入れ書に対する回答期限は12/20です。もし意見書の内容に異議があるなら、きちんと論理的な回答をしてくれることを願っています。またもし内容に反論できないのであれば、事業計画を作った㈱フジタとともに、責任をもって計画の見直しをするのは当然のことでしょう。